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【野菜】大根の豆知識/水分量95%って本当?ギネス記録にも登録!

野菜

調理師学校を卒業し、調理現場で約7年間働いてきたゴン太です。

もともと料理が好きというより、食べる事が大好きで始めた仕事だったんですけどね!

仕事をしていると、見たことない野菜って結構あって、それを知っていくのが楽しいなって。

そんな私が知識と経験を活かし、ブログで紹介していきます。

今回は、「大根」についてです。

大根の95%は水でできてるって衝撃事実を知って、「大根」を調べるとしっかり栄養もあってさらに驚きでしたので、簡単にまとめました。

意外にも水分量は「95%」

生の大根は約95%が水で出来ています。

ということは、栄養はないのでは?と思いますよね。

しかし、ビタミンCが豊富で、葉酸やカリウムもしっかり含まれていることが分かっています。

中でも、「ジアスターゼ(アミラーゼ)」という消化酵素に注目!

脂肪やタンパク質の分解を促す効果が期待されている成分です。

例えば、大根おろしを焼き魚やてんぷらと食べる事ってありますよね?

理由は、ジアスターゼで胃液の分泌を促してくれるためなのです。

胃もたれしやすい人や、消化不良を軽減してくれる成分となっています。

皮に近いほうがより豊富に含まれており、加熱しすぎると効果が減少します。

大根の花は何色?

大根も白いですが、大根の花も白色です。

ちなみに大根は、根っこの部分ですね。

「大きい」「根っこ」と書いて「大根」です。(諸説あり)

花は食べられませんが、大根に付いている葉っぱは食べられます。

細かく刻んでごま油で炒めてもよし、塩昆布でもみもみしてもOKです。

大根の葉には、ビタミンAが豊富に含まれています。

ビタミンAとは…
目や皮膚の粘膜の成長を促す成分です。
野菜では人参が多く含まれており、動物性で言えばウナギが代表的。
紫外線による損傷やシワ・シミも防いでくれます。

あまり知られていないですが、皮も食べられます

千切りにして、きんぴら風に炒めると食感がよく美味しく食べられますよ。

そう見ると、大根って捨てるところが少ないんです!

大根は白色以外にもある

大根と大根の花も白いと言いましたが、大根は白色だけではありません。

厳密に言うと、大根の色は「無色透明」だそうです!(私も最近知りました汗)

大根の色は、主に以下の通りです。

赤:レディーサラダ・紅心大根・ラディッシュ
紫:紫大根
黒:黒大根
緑:緑大根
など

レディーサラダのように、皮が赤くて中が白いものや、紅心大根のように、皮は白いけど中が赤いものなど種類もさまざまです。

どれも個性があって食卓をカラフルに彩ってくれますよ。

先端は「辛味」が強い

大根は、どんな料理でも活用できる万能野菜です。

ただ、部位(先端・真ん中・上部)を正しく使って調理すればもっと美味しく仕上がります。

大根は基本的に辛味の強い野菜で、先端に近づくほど辛味が増します。

「刻む」ことでも辛味が増しますので、辛さを抑える工夫が必要です。

例えば、大根おろしを力強く早くおろすと、細胞が壊れて辛くなります。

逆に、ゆっくり優しく円を描くようにおろすと辛味を和らげることが出来ます。

葉に近づくと甘味が増しますので、サラダとして生でも食べる事ができます。

真ん中部分は、煮物に最適です。

どうしても辛味が気になるという人は、お米のとぎ汁を使うと甘味が増しますよ。

正しい保存方法

大根の保存方法も、知ってそうで意外と出来ていません。

大根は、ラップをして冷蔵保存が最適とされています。

湿ったキッチンペーパーで包んで、ポリ袋に入れる方法もありますが、上手く立てられないのがデメリットです。

冷蔵保存では長くて1週間。

葉が付いている場合は…
1.切り落とす
2.湿ったキッチンペーパーで包む
3.ポリ袋やラップなどに入れる
大根と別々にして保存しましょう。

冷凍保存も出来る

大根の大量消費は、意外と難しいものです。

なので冷凍保存も1つの方法です。

それぞれカットした大根は、しっかり水分をとってからポリ袋に入れます。

できるだけ空気も抜いておくといいでしょう。

長くて約2週間です。

保存方法が悪かったり、期間が長すぎるとダメになります。

断面がボコボコ・乾燥しているのは「ス」が入った状態。
茶色になった部分は酸化した状態です。
ハリがないものは水分不足になっていますので、美味しくありません。

正しく保存して、無駄なく使いきりましょう。

大根の旬と収穫場所

大根の旬はですね。

おでんの代表で、一番美味しく食べられるのは11月~2月でしょう。

収穫量1位は、北の大地 北海道です。

大根は、15℃~20℃で成長しやすいと言われています。

高すぎず、低すぎず、日光は一日中当たる場所が好ましいです。

北海道なら年間を通して涼しい気候で、大根を栽培しやすい環境といえるのです。

ギネス世界記録に登録された?

実は、ギネス記録にも登録されたことがあります。

  • 世界一重い大根の「桜島大根」/鹿児島県
    サイズは約100㎝で、重さ30㎏以上にもなります。
    見ためのインパクトだけでなく、煮崩れしにくく味が染みやすい食べても美味しい大根です。
  • 2013年 世界一長い大根「191.7㎝」の大根/愛知県
    細長いのが特徴的な「守口大根」は、通常120㎝も成長します。
    直径2~3㎝と細く、身が締まっているためお漬物用。
    長くても180㎝まで成長するので、世界的にも珍しい品種です。

まとめ

今回は、大根についてまとめました。

  • 大根の水分量は95%
  • 花は白色だが、大根は白意外にもある
  • 先端は辛味が強いため工夫する
  • 冷蔵庫では立てて正しく保存する
  • 冬が旬で一番美味しく食べられる
  • ギネス記録にも登録されたことがある

以上のことが分かりました。

大根を知って、もっと美味しく食べましょう。

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