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【野菜】枝豆の豆知識/ビールと枝豆は理に適っている? 

野菜

元調理師のゴン太です。

暑い日は、冷えたビールに枝豆という方も多いでしょう。

1番枝豆が美味しくなるのは夏ですからね。

この時期は、国産の枝豆が多く出荷されているためぜひ食べて欲しいタイミング。

ビール片手に読んでもいいですが、なぜ「ビールと枝豆」か知っていますか?

そこで今回は、枝豆について基本からご紹介します。

枝豆の生産量1位

枝豆の生産量は、年によってバラつきがあります。

北海道、群馬県、千葉県の割合いが多いです。

日がよく当たり、風通しのよい場所が枝豆の栽培に最適とされています。

秋田県や山形県がトップに出たり、全国で栽培しているので収穫量に大差はありません。

植え付けから80日~90日、開花から40日~50日で収穫されることがほとんどです。

収穫期間は、1週間~10日で短く時間との勝負でもあります。

大豆と枝豆の違い

「大豆と枝豆何が違うの?」という検索も多く見られますが、答えは同じです。

枝豆は、大豆の未熟な豆を指します。

つまり、枝豆が完熟したら大豆に成長するのです。

ちょっとややこしいのが、分類学のところ。

枝豆は野菜類に分類されますが、大豆になると豆類に分類されます。

成熟前でも食べられ、成熟しても食べられるのは珍しいですね。

実は400品種以上

単に、枝豆と言ってもその品種は400以上と言われています。

味や粒の大きさ、サヤや産毛の色、収穫のタイミングで分けられます。

全国で栽培されている枝豆は、その地域ならではの味も存在するため品種が増えたのです。

馴染みのある枝豆は青豆、茶豆、黒豆の3つですね。

青豆

国内で最もポピュラーな枝豆で、一度は見たことがある枝豆の種類でしょう。

産毛は白く、サヤに2~3粒の実が入っているのが多いです。

味にクセがなく、ほどよく甘みを感じられます。

茶豆

東北地方で多く栽培されている茶豆。

見た目は青豆と変わらないですが、実の部分に茶色の薄皮があるのが特徴的です。

青豆よりも糖類が多いので、甘味を強く感じます。

1つのサヤに2粒入っていて、3粒以上はあまり見かけません。

だだちゃ豆が有名なブランドですね。

黒豆

京都府丹波地方で多く栽培されている黒豆。

生産量が少なくあまり出回らないため、見たことがある人は少ないでしょう。

しかし、正月などに食べる「煮豆」は見たこがあると思います。

黒大豆に成熟する前のもので、夏というより秋口に収穫されることがほとんどです。

枝豆の栄養価は?

枝豆は、とても栄養価が高いです。

特に高いのは、葉酸ビタミンB1

葉酸とは…
妊娠中のママに欠かせない大事な栄養素
子どもの成長を支え、貧血防止にもつながる

ビタミンB1とは…
糖分や脂質をエネルギーにする水溶性ビタミン
疲労回復や夏バテ解消にも働きかける

葉酸は、レバーなどに多く含まれています。

野菜類の中で一番含有量が多いのは枝豆です。

手っ取り早く摂取できるので、女性におすすめの食材と言えます。

他にも、タンパク質・イソフラボン・メチオニンなど栄養満点です。

小さなお豆ですが、成熟したら「大豆」になります。

その大豆は、「畑の肉」「豆の王様」と呼ばれているほど栄養価が高い食材です。

枝豆にもたっぷり栄養が含まれていますので、積極的に食べましょう。

サヤにも栄養がある?

枝豆と言えば、中身を取り出して皮はゴミ箱へ。ですよね。

これ、すごくもったいないです!

サヤには食物繊維がたっぷり入っています。

そのままでは食べられませんので、簡単に調理しましょう。

➀サヤの固い筋をとって素揚げ → サヤチップス

②サヤを煮込んで栄養分を出す → スープのベース

③サヤを上に置いて炊き込みご飯 → 食物繊維たっぷり豆ごはん

冷凍の枝豆は栄養価が少なく「サヤまで食べなくちゃ!」というほどではありません。

枝付きの生の枝豆には、サヤにも栄養があるので捨てる事なく活用しましょう。

ビールと枝豆は相性抜群

ビールに枝豆は、昔からのコンビとも言えるほど相性がいいんですね。

枝豆に含まれている「メチオニン」はアルコールを分解する働きをします。

メチオニンは、他の野菜にも含まれていますが、1番含有量が多いのが枝豆です。

肝臓でアルコールを分解するために必要な成分で、ビールと一緒に食べることで緩和できます。

また、ビタミン類も豊富な枝豆は「疲労回復」に役立つビタミンB1が豊富。

体内の糖分や脂質を分解する働きがあるので、ビールに含まれている脂質や糖分も一緒に分解してくれます。

メチオニンとビタミンB1がコンビを組んで、アルコールの分解へ働きかけるのです。

ビールと枝豆というのは、理に適っていると言えますね。

枝豆の保存方法は?

枝豆の保存方法は、冷凍」がベストです。

生のまま冷凍すれば1カ月は持ちます。

その際には、アク抜きをしておくとより美味しくいただけます。

塩もみ → アクを洗い流す → 水分を拭き取る → ポリ袋へ

塩もみして5分程度おいておくと、えぐみが取れて解凍しても美味しい枝豆が食べられます。

冷蔵保存の場合は、塩ゆでして2~3日。

生のままだと乾燥したり、風味が落ちますので茹でて保存がいいでしょう。

まとめ

今回は、枝豆についてまとめました。

  • 枝豆と大豆は同じで、成熟前を「枝豆」と呼ぶ
  • 400品種以上あって全国で栽培されている
  • 栄養価が高く、サヤにも食物繊維がたっぷりある
  • ビールに枝豆は理に適っている
  • 枝豆は冷凍保存が1番おすすめ

以上のことが分かりました。

ビール好きにはぜひ摂取してほしい枝豆。

また、妊婦や妊活の女性にも積極的に食べて欲しいです。

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